2025.11.14

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民泊での一棟貸しビジネスの始め方と注意すべきポイント

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民泊での一棟貸しビジネスの始め方と注意すべきポイント

民泊事業の中でも、特に高い収益性とゲスト満足度を両立できるビジネスモデルとして、今、多くの投資家やオーナーから熱い視線を集めているのが「一棟貸し」です。

マンションの一室では実現できない、完全なプライベート空間、大人数での利用、そして自由度の高い空間プロデュース。その魅力は、ファミリー層や友人グループ、企業の合宿など、高単価な予約を呼ぶ強力なフックとなります。

しかし、その大きなリターンの裏側には、マンションの一室を運営するのとは比較にならないほどの、大きな初期投資と、専門的な準備、そして特有のリスクが潜んでいます。

先にこの記事の結論からお伝えします。

一棟貸しビジネスの成功の鍵は、「旅館業法」という法的ハードルを確実にクリアできる物件を選び抜き、ターゲットに深く刺さる「唯一無二のコンセプト」を構築し、運営の「仕組み化」を徹底することです。

この記事では、あなたが「一棟貸し」という魅力的な事業をゼロから始め、成功を収めるための具体的な手順と、絶対に注意すべきポイントを、プロの視点から徹底解説します。

なぜ今、「一棟貸し」が最強のビジネスモデルなのか?

一棟貸しには、マンションの一室を運営する民泊にはない、3つの明確な優位性があります。

1. 高単価(ADR)とグループ需要の独占

一棟貸しの最大の魅力は、ファミリー層、3世代旅行、友人グループ(例:6名〜10名以上)といった、大人数の宿泊需要を独占できることです。これにより、1泊あたり5万円、10万円といった高単価(ADR)な価格設定が可能となり、収益性を飛躍的に高めることができます。

2. 近隣トラブルリスクの最小化

民泊運営で最も深刻な問題である、隣戸や上下階への「騒音」トラブル。一棟貸し(特に戸建て)であれば、このリスクを最小限に抑えることができます。ゲストも、他の宿泊者を気にすることなく、完全なプライベート空間としてくつろげるため、満足度が格段に上がります。

3. 唯一無二の「世界観」の構築

建物全体を自由にプロデュースできるため、「和モダン」「古民家再生」「プライベートサウナ付き」「シアタールーム完備」など、ターゲットに深く刺さる**尖ったコンセプト(世界観)**を創り出すことができます。これが競合との圧倒的な差別化要因となり、価格競争から脱却することを可能にします。

【7ステップで開業】一棟貸しビジネスの始め方・完全ロードマップ

STEP 1:【事業の核】コンセプトとターゲットを定める

  • やること:まず、「誰に」「どのような体験を提供したいか」という事業の核を定めます。「インバウンドの大家族向けに、日本の伝統的な暮らしを体験できる古民家宿」「友人グループが、BBQやサウナで非日常を味わえるデザイナーズヴィラ」など、ターゲットとコンセプトが明確であればあるほど、その後の物件選びや内装の方向性がぶれなくなります。

STEP 2:【最重要】「旅館業法」取得を前提とした物件探し

  • やること:一棟貸しという大きな投資を回収し、収益を最大化するためには、年間180日の営業日数上限がある「民泊新法」では不十分です。**365日運営が可能な「旅館業法(簡易宿所)」**の許可取得が絶対条件となります。
  • 注意点:
    • 用途地域: 旅館業は、原則として**「住居専用地域」では営業できません。** 物件探しの段階から、自治体の都市計画マップ(例:大阪市の「マップナビおおさか」)で、営業可能なエリア(商業地域など)に絞って探す必要があります。
    • 建物の適法性: その建物が合法的に建てられたことを証明する**「検査済証」**の有無は、許可申請をスムーズに進める上で極めて重要です。

STEP 3:【必須】3つの行政窓口への「事前相談」

  • やること:物件の契約や工事に着手する前に、必ず物件の図面を持参し、以下の3つの窓口に「この物件で旅館業(簡易宿所)を始めたい」と事前相談に行きます。
    • ① 保健所: 旅館業法の観点から、客室面積や水回り設備などの基準を相談。
    • ② 消防署: 消防法の観点から、必要となる消防設備(自動火災報知器など)の指導を受ける。
    • ③ 都市計画・建築担当部署: 建築基準法や都市計画法の観点から、用途地域や建物の構造、避難経路などの確認。
  • なぜ重要か?:このステップで、許可取得の実現可能性と、**想定外の追加工事費(特に消防設備)**を把握することが、事業計画の破綻を防ぐ最大の鍵です。

STEP 4:データに基づいた事業計画と資金調達

  • やること:事前相談で得た情報(必要な改修費など)を元に、初期投資総額を算出します。さらに、競合調査から現実的な売上(宿泊単価×稼働率)を予測し、運営経費を差し引いた**「収支シミュレーション」**を作成します。
  • 資金調達:この精度の高い事業計画書を武器に、自己資金で不足する分は、日本政策金融公庫の創業融資や、民間金融機関からの事業性ローンを活用し、資金を確保します。

STEP 5:専門家チームの組成と許認可申請

  • やること:旅館業の許可申請は、個人で完結できるものではありません。信頼できる行政書士(申請手続きのプロ)、建築士(設計のプロ)、施工会社(工事のプロ)からなる専門家チームを組み、行政の指導に基づいた改修工事と、複雑な申請手続きを並行して進めます。

STEP 6:コンセプトを具現化する「空間づくり」

  • やること:STEP 1で定めたコンセプトに基づき、内装、インテリア、家具・家電を整えます。一棟貸しは「空間そのもの」が商品です。OTAサイトで競合を圧倒する**「写真映え」と、ゲストが快適に過ごせる「機能性」**(寝具、水回り、Wi-Fi環境など)を、徹底的に追求します。

STEP 7:運営体制の構築と集客開始

  • やること:
    • 集客: プロのカメラマンが撮影した写真で、https://www.google.com/search?q=Airbnb%E3%82%84Booking.comなどに魅力的なリスティング(紹介ページ)を作成します。
    • 運営体制: 日々の清掃、リネン交換、ゲスト対応、トラブル対応といった煩雑なオペレーションを、信頼できる「運営代行会社」に委託し、あなたは「経営」に集中できる体制を築くことが、事業をスケールさせる上で不可欠です。

【失敗回避】一棟貸しビジネスで特に注意すべき3つのポイント

1.「初期投資」の見積もりの甘さ

  • 注意点: 一棟貸しは、マンションの一室とは比較にならないほど、初期投資が大きくなります。「物件価格」だけでなく、「リノベーション費用」、そして何より**「消防設備工事費」**(自動火災報知器などで数百万円かかることも)を、いかに正確に見積もれるかが勝負です。必ず「予備費」も計上しておきましょう。

2.「近隣住民」との関係性構築

  • 注意点: 戸建てであっても、近隣との距離が近ければ、騒音やゴミ出し、路上駐車といったトラブルは必ず発生します。運営開始前に、必ず近隣住民へ丁寧に挨拶に伺い、事業内容を説明し、緊急連絡先を伝えておくこと。この「地域との共存」の姿勢が、事業の持続可能性を決めます。

3.「集客」の難易度

  • 注意点: 「良いものを作れば、客は勝手に来る」というのは幻想です。特に、地方や郊外の物件の場合、OTAに登録するだけでは、無数の競合の中に埋もれてしまいます。SNSでの継続的な情報発信や、独自の体験コンテンツの造成といった、**能動的な「集客戦略」**を、開業前から計画しておく必要があります。

まとめ:「一棟貸し」は、覚悟と戦略が求められる「事業開発」

一棟貸し民泊ビジネスは、単なる不動産活用術ではありません。それは、市場を分析し、コンセプトを描き、多額の資金を調達し、複数の法規制をクリアし、地域と共生しながら、一つの「事業」をゼロから創り上げる、極めて創造的で、難易度の高い**「事業開発」**そのものです。

その高いハードルを乗り越える覚悟と、本記事でご紹介したような緻密な戦略を持って臨む者だけが、その先にある大きなリターンを手にする資格を得るのです。

その「事業開発」、私たちプロがワンストップで伴走します

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私たちStay Buddy株式会社は、民泊激戦区である大阪市で、数多くの「一棟貸し」施設の許可取得から運営までを成功に導いてきた、事業開発のプロフェッショナルです。

私たちは、

  • **①あなたの事業計画に最適な「旅館業法適合・一棟貸し物件」のソーシング(探索)**から、
  • ②データに基づいた精度の高い「収支シミュレーション」の作成
  • ③提携する専門家チーム(行政書士・建築士)と連携した、複雑な「許認可取得」の完全代行
  • ④収益を最大化する「空間プロデュース」と「運営体制」の構築まで、

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