2025.05.25

古民家再生 物件さがし

民泊物件を選ぶ前に必ず見てほしい!プロが教える失敗回避チェックリスト5選

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民泊用の物件選びは、不動産投資や運営計画のなかでも特に慎重にすべきステップです。

短期間でのゲストの入れ替えや、長期視点のリフォーム・改修など、通常の賃貸とはまったく違う視点でのリサーチが必要だからです。しかも、民泊特有のトラブル――例えば建物の傾きや雨漏り、シロアリ被害などの構造的な問題が後から判明すると、多額の修繕コストや低評価レビューに悩まされる可能性があります。

立地や安い価格だけを見て「ここだ!」と飛びつくと、実際に運営してみてから“あれ、おかしいぞ”となるケースも珍しくありません。特に海外ゲストを想定する民泊では、建物の安全性や快適度が不十分だと、クレームが起きたときにレビュー評価が一気に下がるリスクが高まります。

そこで本記事では、民泊物件を選ぶ前に絶対にチェックしておきたい5つのポイントを厳選しました。ちょっとした工夫で見落としを防げる簡易なテクニックや、早い段階で発見できればリスクを抑えられるサインなどを解説していきます。これらを把握しないまま物件を契約してしまうと、後から後悔する可能性が十分にあります。ぜひ最後までご覧ください!

1. 床、ドア、窓が“なんか変”…?建物の傾きチェックは最優先!

ドアが勝手に閉まるor開く?…傾きのサインかも

物件内を見学中に、ドアを開けたら勝手に閉まってしまう、あるいは逆に全開のまま固定されてしまう――こうした現象は、床が平らでない(建物が傾いている)可能性を示唆します。築古の木造物件や地盤の緩いエリアでは、経年変化により建物全体が左右や前後にズレていくことがあるのです。

スマホの水平器やビー玉で簡易チェック

高度な建築測量機材を使わなくても、スマホの水平器アプリやビー玉を使った簡易テストで「おかしいな」と感じられるかは確認できます。

室内の床にビー玉を置き、自然に転がるかどうかを見たり、スマホアプリをかざして床や窓枠の傾斜を計測する方法は、誰でも試しやすいでしょう。完璧な精度ではありませんが、初期の見学段階で怪しさを見極めるには十分なヒントになります。

建物の傾きが原因の修繕費は高額化しやすい

もし建物の傾きがひどい場合、床の張替えや基礎のジャッキアップ、柱の交換といった大規模リフォームが必要になる可能性があります。

数十万円〜百万円を超える費用がかかるケースもあり、民泊運営開始後に発覚すると、「オープン前に直すべきだった…」と後悔するかもしれません。ゲストが滞在するうえでも安全性に関わる重要部分なので、最優先でチェックするポイントとして覚えておくと良いです。

2. 天井やクロスに“地図みたいなシミ”…それ、雨漏りかも?

見落としがちな雨漏り跡

内見で何となく見た目を確認し、「築古物件だから汚れは仕方ない」とスルーしてしまうことが多い天井や壁のシミ。しかしこれが実は雨漏りや水漏れの跡であることが珍しくありません。特に天井の隅や収納内部の天井、壁紙(クロス)の接合部などは、注意して見ないと気づかない場合があります。

雨漏りは稼働停止やレビュー低評価の直撃リスク

いざ民泊を始めてゲストが宿泊中に雨漏りが発生すると、稼働を一時停止せざるを得ない状況や、ゲストが滞在中に不快感を覚えレビュー評価を大きく下げる要因となります。天井から水滴が落ちたり、壁が湿っている部屋で快適に過ごすのは難しく、トラブル処理と修繕費用がかさんでしまうでしょう。

雨漏りの補修には屋根の葺き替えや防水工事などの大掛かりな施工が必要になる場合があり、数十万円〜百万円以上のコストが発生するかもしれません。オープンしてからの発覚を避けるため、シミやクロスの浮き、剥がれなどを丁寧にチェックしましょう。

3. 床がふかふか?玄関周りが崩れてる?シロアリ被害の可能性あり

湿気の多い場所はシロアリの温床

床が妙にふかふかしていたり、床板を踏むと沈む感じがする――これはシロアリによる被害を疑うサインです。シロアリは湿気の多い場所を好み、玄関や脱衣所、浴室付近などが格好の繁殖地になるケースが多いです。見た目にはわからなくても内部がボロボロになっている場合もあります。

「蟻道(ぎどう)」や羽アリの死骸も要注意

シロアリが移動する経路として、壁や基礎に**土を盛り上げた道「蟻道」**があることがあります。これが見つかれば、かなり高い確率でシロアリ被害が進行していると考えてよいでしょう。また、羽アリの死骸や糞の痕跡があれば要検討です。民泊でゲストを安全に迎えたいなら、シロアリ防除は必須課題となるでしょう。

補修・防除費が高額+運営中のリスク

シロアリを放置しておくと、構造体が脆くなり、床が抜け落ちるなど安全面で大きなリスクがあります。当然、運営中にそんなトラブルが起きれば、賠償責任や営業停止を余儀なくされるかもしれません。防除費用や被害箇所のリフォーム費も高額になりやすいため、物件選定時にシロアリ被害の有無を最初に確認しておくことが重要です。

4. 「接道2m以上」は超基本!建て替え不可は資産価値ゼロになることも

再建築不可物件とは

不動産業界でいう**「再建築不可物件」**とは、建築基準法上の接道義務(幅4m以上の道路に2m以上接していないなど)を満たさない土地や建物を指します。要するに、「いま家はあるけれど、建て替えができない」状態であり、全面改装や増改築が制限される可能性が高いです。

一見「安い」という魅力に惹かれて買ってしまう人もいますが、長期的に見れば、再建築不可のままでは資産価値が大きく下がるリスクが高く、売却や金融機関の融資にも不利となる場合が多いです。

民泊運営後の出口戦略を考慮

民泊として活用した後、将来的にやめたい、もしくは物件を売却したいとなったとき、再建築不可物件では購入希望者が極めて少ないため、実質的に出口(売却先)がない状況に陥りやすいです。

特に民泊物件は、駅近や好立地なら他の用途にも転用しやすい一方、再建築不可だと新オーナーが建物を取り壊して再開発することができないため、資産価値ゼロに近い扱いをされるリスクがあります。せっかく古民家をリノベーションして特区民泊として成功しても、後で撤退が難しいという問題が発生しかねない点は、十分注意しましょう。

5. 外壁を触って白い粉が出たら“チョーキング現象”。修繕時期のサイン!

築10年以上の物件で要注意

古民家に限らず、築10年以上経過している建物では外壁の塗装が劣化している可能性が高まります。特にチョーキング現象(外壁を手で触ると白い粉状のものが付く状態)は、塗膜が寿命を迎えている合図です。見た目や表面がボロボロしていなくても、触って粉が出たら修繕すべき時期と捉えてよいでしょう。

放置すると雨漏り・外観悪化・レビューへの影響

外壁の塗装が剥がれれば、防水機能が低下して雨漏りにつながる可能性も出てきますし、外観の印象が大きく損なわれ、「なんだか古くて汚い宿」とゲストに見られやすくなります。当然、民泊の口コミや宿泊レビューでも「外壁の状態が悪く、清潔感に不安を感じた」といったマイナス評価につながるかもしれません。

外壁塗装の補修費は面積や素材によって幅があるものの、30万円〜100万円以上かかることが一般的です。民泊オープン後に気づいてしまうと、運営停止や大きな出費となるため、物件選定時の段階でチェックしておくのが得策です。

6. まとめ:見た目以上に“建物の本質”を見ることが民泊成功への第一歩

「大阪で古民家を購入・再生して特区民泊に活用したい」と思っても、見た目の安さや立地に魅了されて、基本的な建物のコンディションを見落としてしまいがちです。しかし、民泊運営ではゲストの安全と快適さを守ることが大前提であり、傾きや雨漏り、シロアリ被害など構造面の問題があれば、後から大きな修繕コストや営業停止のリスクを負う可能性が高いです。

今回紹介したチェックリスト5選は、専門家でなくてもある程度「おかしいな」と気づけるポイントばかりです。ドアの開閉や天井のシミ、床のふかふか感、外壁のチョーキングなどを現地で確認することで、重大な欠陥が潜んでいないかの初歩的な見極めができるでしょう。もし怪しい点を発見したら早めにプロの建築士やシロアリ業者、リノベーション会社などに相談し、正確な修繕費や工期を把握しておくと安心です。

古民家×特区民泊という組み合わせは、日本の伝統的な趣を活かしながら、年間180日制限に縛られず高稼働率を目指せるため、魅力的な投資・ビジネスモデルと言えます。ただし、その成功は「建物がきちんと安全・清潔・快適に使える」ことが絶対条件。今回のチェックリストを活用して、賢く物件を選び、安定的な民泊運営で高収益を狙ってみてはいかがでしょうか。

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