2025.04.29

梅雨になる前にやっておきたい民泊の湿気対策10選

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梅雨の時期は、一年のなかでも特に湿度が高くなるため、カビやダニ、においなど多くのトラブルが発生しやすいシーズンです。民泊運営においても、ゲストがジメジメした部屋に滞在することは大きなストレスとなり、レビュー評価にも悪影響が出かねません。特に布団やカーペット、ソファなどがカビやダニの温床になると、衛生面のリスクも高まります。

一方で、梅雨が本格化する前にしっかり湿気対策を行っておけば、ゲストが快適な環境で過ごせるだけでなく、建物や家具の劣化を抑えられ、結果的に長期的なコスト削減にもつながります。本記事では、梅雨になる前にぜひ押さえておきたい民泊の湿気対策を10個に分けてご紹介します。

カビ・ダニ対策、換気と空調管理、リネンや布団の管理など、具体的にどのような方法があるのかを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. カビとにおいの元を断つ「水回り」の徹底チェック

1-1.バスルームや洗面所の換気扇・排気口を点検

梅雨の時期、バスルームや洗面所はもっともカビが発生しやすい場所の一つです。まずは換気扇や排気口が正しく機能しているかチェックしましょう。

長期間フィルターの掃除をしていないと、ホコリや汚れが詰まり、換気効率が大幅にダウンしてしまいます。梅雨入り前に必ず換気扇を取り外して掃除し、排気口の通気を確保してください。ホコリを除去するだけでも、湿気とにおいの排出がスムーズになります。

1-2.排水口のカビ・ヌメリを除去

シャワールームや洗面所の排水口は、髪の毛や石鹸カスが溜まりやすく、放置するとヌメリやカビの温床となります。排水口カバーを取り外して清掃し、パイプクリーナーなどを使って配管内に蓄積している汚れを定期的に除去するのが重要です。

特に梅雨時期は水が乾きにくいため、ヌメリが一気に増殖しやすいです。ゲストが使う度に清潔感を感じられるよう、こまめな掃除と除菌が欠かせません。

2. 湿度の高い時期こそ「除湿機」と「エアコン」で快適化

2-1.除湿器の配置と活用

梅雨入り前には、除湿器の稼働を視野に入れることで、部屋全体の湿度をコントロールしやすくなります。特に2階や地下など風通しが悪いスペースや、クローゼットや押入れのような閉鎖空間に除湿器を配置しておくと、カビやダニの発生を抑制できて効果的です。

物件の面積が広い場合、各フロアに1台ずつ除湿器を置くと作業効率が高まります。ただし電気代は増えるため、湿度センサー搭載の省エネモデルやタイマー機能の活用を検討しましょう。

2-2.エアコンの除湿機能をフル活用

エアコンの機種によっては、冷房だけでなく「除湿(ドライ)モード」が備わっています。これを活用すれば室温を下げ過ぎずに湿度を効率よく下げることが可能です。特にゲストが長期滞在するケースがある場合は、エアコンのドライ機能を使うようアドバイスしておくといいでしょう。

ただし、エアコンフィルターや熱交換器にホコリやカビが付着していると効果が落ちるだけでなく、においの原因になる場合もあるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

3. 布団やベッド周りの「ダニ対策」

3-1.寝具の天日干しや乾燥機でのケア

梅雨前にできる対策として、天気が良い日を見計らい、布団やマットレスを天日干しする習慣をつけるとダニ対策になります。ただし、梅雨に入ると晴れ間が限られるため、布団乾燥機を活用して内部を高温で乾燥させる方法も効果的です。最近の布団乾燥機にはダニ対策コースが備わっているものも多く、定期的に実行するだけで大幅にダニ発生を抑えられます。

3-2.防ダニシーツやカバーの導入

ゲストが使用する寝具は、防ダニ加工を施したシーツや布団カバーを採用すると、ダニの繁殖を抑制できます。防ダニカバーは高価なものも多いですが、長期的に見れば清掃コストやクレーム対応が軽減できる可能性があるので、コストパフォーマンスを検討しましょう。さらに水洗い可能な製品を選べば、定期的に洗濯して衛生を保ちやすくなります。

4. 換気と通気路の確保

4-1.定期的な窓開けと空気循環

梅雨時期は雨が多く窓を閉めがちですが、天気の良いタイミングや雨が降っていない時間帯を見つけて意識的に窓を開け、空気の入れ替えを行うのが大切です。室内にこもった湿気を排出し、新鮮な空気を取り込むことでカビやダニのリスクを下げられます。

また、物件によっては風通しが悪い部屋が存在するケースがあるため、サーキュレーターや扇風機を使って強制的に空気を循環させるのも有効です。ゲストのチェックアウト後に清掃スタッフが窓を開放して一気に換気し、湿度を排出するルーティンを作るのも良い方法です。

4-2.玄関やベランダの掃除

玄関ドア付近やベランダが汚れていると、雨が降るたびに湿気とともに泥や雑菌が室内に侵入しやすくなります。梅雨入り前には玄関まわりを清掃し、ベランダや排水溝の詰まりを取り除いておきましょう。排水不良による水たまりができると、さらに湿度が増す原因になりかねません。

5. 「カビ取り剤」や「消臭剤」の最適選択

5-1.素材別のカビ取り剤

カビ取り剤を選ぶ際には、壁紙・タイル・木製・畳など、素材に合わせた製品を使うことが大事です。誤った製品を使うと色落ちや素材の劣化を引き起こす可能性があります。特に浴室用の強力な塩素系カビ取り剤は、壁紙や畳に使用するとダメージが大きいので注意しましょう。

5-2.消臭剤の活用と注意点

におい対策として消臭剤を使うことも効果的ですが、芳香剤の香りが強すぎるとかえってゲストの不快感を誘うことがあります。できれば無香タイプの消臭剤や活性炭入りの脱臭シートなどを活用し、部屋全体の空気を自然にクリーンに保つと良いです。もし芳香剤を使う場合は、柔らかい香りのものを選び、使いすぎないようにしましょう。

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6. クローゼット・押入れのカビ・湿気対策

6-1.すのこや除湿剤で底面を浮かせる

クローゼットや押入れの下部に直接荷物や布団を置くと、底面に湿気が溜まりやすくなり、カビが発生しがちです。そこで、すのこを敷いて荷物を床から少し浮かせ、空気が通るスペースを作ると通気性が向上します。さらに、除湿剤(シリカゲルや炭など)を複数箇所に置いておけば、内部の湿度管理がしやすくなるでしょう。

6-2.定期的な扉開放と空気循環

客が頻繁に出入りしないクローゼットや押入れは、梅雨時期には特に扉を開け放つ時間を設けるのが大切です。清掃スタッフが来たときに「10分ほど扉を開けて換気する」などのルールを設ければ、長期間閉じきりの状態を防げます。また、衣類やリネンを詰め込みすぎず、適度に空間を確保して風通しをよくする工夫をすると、湿気がこもりにくくなります。

7. 家具やカーテンの配置とアレンジ

7-1.壁から少し離す配置

家具やベッドなどを壁にぴったり密着させると、壁と家具の間に湿気がたまりやすいです。とくに梅雨時期は壁面にカビが発生する原因になります。そこで、数センチほど離して配置し、空気が流れるスペースを作ると通気性が上がり、カビ発生リスクが下がります。

7-2.カーテンの洗濯と見直し

カーテンは部屋の印象を決める要素でありながら、湿気を吸いやすいファブリックでもあります。梅雨前にカーテンを取り外して洗濯し、乾いた後に再装着するとカビの予防になります。洗濯が難しい素材の場合はクリーニングに出すか、抗菌防臭効果のあるカーテンへの交換を検討しましょう。

8. エアフローの視点で家電を配置する

8-1.エアコンやサーキュレーターの配置

エアコンの風が家全体に循環するように家具の配置やサーキュレーターの向きを考慮すると、部屋ごとの湿度差を軽減できます。特に梅雨時期は窓を閉め切ることが多いため、空気循環を人為的に作り出すのがポイントです。サーキュレーターは大きな面積を一気に換気できるため、1台あるだけで効果は高いです。

8-2.収納家具と通気

大型の収納家具や冷蔵庫などは、背面に熱を逃がすための空間を作るだけでなく、湿気の滞留を防ぐためにも壁から数センチ離して設置すると良いです。背面の掃除もしやすくなるうえに、通気性が高まり、結露やカビを予防しやすくなります。

9. 長期滞在客やファミリー向けの追加対策

9-1.洗濯物の乾燥手段

長期滞在や家族連れのゲストは洗濯物の量が多いため、部屋干しで湿度が上がりカビやにおいの原因になる場合があります。乾燥機付き洗濯機や、浴室乾燥機があれば、室内の湿度上昇を抑えられ、ゲストの負担を軽減できます。

また、室内干しスペースを確保し、サーキュレーターや除湿器を組み合わせて使うようゲストに案内すると、洗濯物が早く乾く利点を打ち出せるでしょう。

9-2.小さな子どもの健康リスクを回避

小さな子どもや赤ちゃんがいるゲストにとって、ダニやカビの存在は健康に直結する大きな不安要素です。リネンやカーペットを衛生的に保つだけでなく、寝具や床が常に乾燥していることをアピールできれば、ファミリー層にとって魅力的な民泊として選ばれやすくなります。

10. 運営代行や専門家の力を借りる

10-1.清掃代行会社の湿気対策ノウハウ

梅雨時期の清掃は、通常よりもハードルが上がると考えたほうがいいです。

特にカビやにおいに関しては早めの発見と対処が大事。清掃代行会社が湿気対策の専門ノウハウを持っていれば、定期的な消臭・除湿の作業や、専用洗剤でのカビ除去などを任せられて安心です。また、定期的に写真報告を受け取り、カビやシミが出ていないかリモートで確認する仕組みを導入するのも有効でしょう。

10-2.専門業者によるカビ・ダニ駆除

もしすでにカビが広範囲に広がっている場合や、ダニ被害が深刻な場合には、プロのカビ取り業者や害虫駆除業者に依頼したほうがリスクを最小限にできます。DIYで対処しきれないレベルの問題を放置すると、ゲストの健康やレビュー評価に直結するため、早めに専門家を呼ぶのが一番です。

まとめ:梅雨になる前の対策でゲスト満足度と物件寿命を守ろう

梅雨の湿気は、民泊物件のカビやダニ、においの発生を加速させ、ゲストの快適性やレビュー評価を一挙に下げてしまう要因です。しかし本記事でご紹介したような対策を梅雨前からコツコツ行っておけば、何もせず梅雨を迎えるより圧倒的に不具合が少なく、クレームや低評価を回避できるでしょう。

  • 水回りの点検や排水口の清掃、エアコン・除湿器の活用で部屋全体の湿度を管理
  • 布団や寝具のダニ対策を入念に行い、ゲストが安心して眠れる環境を用意
  • 扉のこまめな開放や家具配置の通気性を考慮して、カビやにおいを未然に防ぐ
  • 清掃スタッフや専門業者との連携を強化し、継続的に取り組むことでクオリティを維持

梅雨シーズンだからといってゲスト満足度を下げる必要はありません。むしろ、しっかりと湿気対策を施している物件ほど、トラブルが少なく、長期的な運営コストも削減できます。梅雨に備えた対策を万全にしておけば、夏から秋にかけてのハイシーズンを安定して乗り切り、稼働率やレビュー評価を大きく向上させることができるでしょう。

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