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完全無料 オンライン相談民泊運営者にとって、もっとも厄介なシーズンの一つが「梅雨」です。
6月から7月にかけて続くこの時期は、湿度が高く、気温も上がりはじめることで、カビ・悪臭・害虫などのトラブルが発生しやすくなります。特に民泊は無人運営の時間が長くなりがちで、対策が不十分だと「気づいたら部屋中にカビ臭が…」「ゲストから異臭のクレームが…」という事態にもなりかねません。
一方で、清掃時に少し意識するだけで、**湿気によるリスクは大きく軽減することが可能です。**特別な機材やリフォームをしなくても、無料〜数百円でできる対策も数多くあります。
この記事では、実際に民泊清掃の現場で役立つ**「梅雨の湿気対策10選」**を、費用がかかるもの・かからないもの両方を交えながら解説していきます。清掃スタッフやオーナーの方が、すぐに実践できる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 窓を開けてしっかり換気する(無料)
最も基本であり、最も効果があるのが「換気」です。梅雨時期は外気も湿っているため、「窓を開けても意味がない」と感じるかもしれませんが、空気を滞留させるよりも動かす方が湿気対策としては圧倒的に有効です。
特にチェックアウト直後の室内は、人の体温やシャワーの湿気、調理の湯気などがこもりやすくなっています。清掃時には、必ず全ての窓を5〜10分以上開けて、空気をしっかり入れ替えましょう。空気の流れを作るために複数の窓や扉を対角線上に開けるのがポイントです。
2. 浴室・洗面所の水滴を拭き取る(無料)
カビの発生源として最も多いのが浴室と洗面所です。とくに浴室のタイル目地やシャンプーボトルの下、水が溜まりやすい棚などは要注意。清掃時には、水滴を完全に拭き取ることをルール化しましょう。
壁や鏡の水滴は、乾いたタオルやスクイージーで拭き上げることで、**水気の残りによるカビの発生を大幅に予防できます。**換気扇を回すだけでなく、実際に水分を取り除くことが重要です。
3. 寝具の湿気を逃がすため、布団を立てかけて風を通す(無料)
シーツ交換だけで済ませる民泊施設も多いですが、**湿気がたまりやすいのは「マットレスや敷布団の裏側」**です。これを放置すると、数ヶ月後には黒カビの発生源になってしまいます。
梅雨時は、清掃時に布団を壁に立てかけて通気させるか、可能であれば天日干しを取り入れましょう。難しい場合でも、窓を開けて1時間程度の通気をするだけで内部の湿気が逃げやすくなります。
4. 除湿剤を収納・クローゼットに設置する(数百円)
タンスやクローゼットの中は、閉めきりになりやすく、湿気が溜まりやすいポイントです。衣類にカビ臭が移ると、ゲストの満足度にも直結します。
市販の除湿剤(ドライペットやシリカゲルタイプ)を、収納ごとに1個ずつ配置しておきましょう。100円ショップでも購入できるため、費用対効果は非常に高い対策です。2〜3ヶ月おきに中身を確認し、吸湿状態が限界に達したものは交換してください。
5. エアコンの除湿モードを活用する(電気代のみ)
ゲストがいない時間帯でも、湿度が極端に高くなる日はエアコンの「除湿モード(ドライ運転)」を数時間稼働させるのがおすすめです。特にカビ臭が気になる物件や、通気の悪い間取りの物件では、空気中の湿度管理が必須です。
可能であれば、チェックアウト後や大雨の日などに、タイマー設定で2〜3時間の除湿運転を行うと、室内のベタつきやカビのリスクをかなり抑えることができます。
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完全無料 オンライン相談6. 冷蔵庫のドアパッキン周りを定期的に清掃する(無料)
意外と盲点なのが、冷蔵庫のドアパッキンのゴム部分です。ここは結露によって水分が溜まりやすく、かつ密閉空間のため、カビが発生しやすいゾーンのひとつです。
清掃時には、冷蔵庫内部だけでなくドアの周囲を雑巾やアルコールシートで拭き取ることを習慣化しましょう。特にパッキン部分は汚れが溜まりやすいため、週に1回以上の拭き上げが理想です。
7. サーキュレーターや扇風機を活用して空気を動かす(約2,000〜5,000円)
家電を導入する余裕がある場合、小型サーキュレーターや首振り機能付きの扇風機を1台設置しておくと、湿気対策にかなり有効です。人がいない部屋に風を送るだけでも、カビの発生リスクは大きく変わります。
特に空気が滞りやすい押し入れや窓の少ない寝室などには、定期的に風を送る仕組みを作るとよいでしょう。エアコンと併用することで除湿効果もアップします。
8. 換気扇・浴室乾燥機のフィルターを定期掃除(無料)
換気をしているつもりでも、換気扇や浴室乾燥機のフィルターが目詰まりしていると、実は全然空気が動いていないことがあります。これでは「換気しているつもり」で終わってしまい、結果的にカビや臭いが発生する原因に。
2〜3ヶ月に1回は、浴室の乾燥機やレンジフードのフィルターを取り外して水洗いしましょう。清掃時間は10〜15分程度で済むうえに、空気の循環がぐんと良くなります。
9. 芳香剤より「防臭+除湿」の炭系消臭剤を設置する(300円〜)
芳香剤を設置している民泊も多いですが、湿気による悪臭は香りでごまかすのではなく「吸着」することが重要です。おすすめは、活性炭や竹炭などを使った防臭&除湿の消臭剤です。
トイレ・下駄箱・クローゼット・ベッド下などに1個ずつ設置しておくと、臭いと湿気の両方を吸収してくれます。消耗品ですが、1〜2ヶ月に1回の交換で済むため、コストパフォーマンスは悪くありません。
10. チェックリスト化で清掃スタッフと共有(無料)
湿気対策は、「気づいた人がやる」では徹底されません。スタッフ全員が同じ基準で行動できるよう、チェックリスト化することが重要です。
たとえば、「浴室の壁はスクイージーで水滴を取る」「布団は立てかけて風通しする」「除湿剤の状態を毎回チェックする」といった項目をチェックボックス付きで紙にまとめ、清掃後に記録してもらう運用を取り入れてみましょう。
小さなことでも“やるか・やらないか”で、梅雨時期の部屋の状態は大きく変わります。
まとめ
梅雨の湿気は、放置すればカビや悪臭、そしてゲストの評価低下という大きなダメージをもたらします。しかし、日々の清掃時に意識を少し変えるだけで、リスクはしっかり抑えられます。今回ご紹介した10の湿気対策は、費用ゼロでできることから、数百円〜数千円の投資で実現できるものまで、さまざまな工夫を盛り込みました。
- 窓の換気・水滴除去・布団の通気といった無料の工夫
- 除湿剤・扇風機・防臭剤など安価で導入しやすいアイテム
- フィルター清掃やチェックリストの整備といった体制づくり
これらを組み合わせることで、梅雨の時期でも清潔感のある快適な宿泊空間を維持できます。レビューで「カビ臭がした」「湿っぽくて不快だった」という評価を避けるためにも、今すぐできることから始めていきましょう。
梅雨の民泊運営もStay Buddyまでご相談ください
「梅雨になると部屋の臭いが気になる」「ゲストから湿気のクレームが増える」「除湿やカビ対策をきちんとできているか不安」──そんなお悩みをお持ちの民泊オーナーさまは、ぜひStay Buddy株式会社にご相談ください。現場に即した湿気対策のアドバイスから、清掃スタッフへの教育、チェックリストの整備、消耗品の選定まで、プロの視点でトータルにサポートいたします。カビも臭いも起きてからでは遅い。今から一緒に、万全の準備を始めましょう。