2025.06.8

集客/マーケティング

海外の方々に民泊物件をPRするSNS戦略と広告戦略

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民泊市場が世界的に伸び続けているなか、海外のゲストを積極的に呼び込みたいというオーナーや運営者が増えています。

しかし、いざ「海外向けにPRしたい」と思っても、言語や文化の壁、SNSや検索エンジンの多様性など、国内とは異なるチャネルに精通していなければなりません。近年はコロナ禍以降のインバウンド需要が少しずつ回復傾向にあり、さらに海外旅行のハードルが下がる流れが強まっているからこそ、海外へ積極的に発信する価値は非常に大きいです。

本記事では、「海外の方々に民泊物件をPRするSNS戦略と広告戦略」というテーマを深堀りし、具体的なアプローチやノウハウをまとめました。

SNSはもちろん、言語の選択や広告運用のポイント、そして実践的なコツまでを網羅し、海外ゲストを誘致するための多彩な可能性を探ります。最後には民泊運営を総合的にサポートする専門家への問い合わせ誘導の文章も加筆していますので、これから海外向けPRを強化したいオーナーや物件管理者の方は、ぜひ参考にしてください。

1. 全世界へ発信するには?まず視野を広げる

1-1.国や地域ごとに主要SNSが異なる

海外に向けたPRを考えるとき、「世界的に有名だからFacebookやInstagramを使えばいい」と思うかもしれません。

しかし実際は、国や地域ごとに主流のSNSが微妙に異なるのです。たとえば中国ではFacebookやInstagramが規制されているため、WeChatやWeibo、RED(小紅書)が主要なプラットフォームとなります。ロシアならVK、韓国ではKakao、東南アジア圏はTikTokが爆発的に人気、など。

グローバルな目で見れば、Twitter、TikTok、YouTube、Facebook、Instagramといったプラットフォームは依然として大きな影響力を持ちますが、ターゲットとする国のSNS事情を把握しておくことで、より効果的な発信が可能になります。

1-2.多言語化の必要性

全世界のユーザーにリーチしたいのなら、英語だけでなく中国語、韓国語、スペイン語、フランス語など、主要言語への対応を検討するのが理想です。完全にすべての言語をマスターするのは難しいとしても、少なくとも英語をベースに投稿を行いつつ、特定の市場に注力するならその国の言語を使ったり、ハッシュタグを混ぜるとよいでしょう。

民泊の紹介文や自社サイトの多言語化が追いつかない段階では、自動翻訳ツールを活用するのも一つの手ですが、ニュアンスや表現の間違いに注意が必要です。可能であればネイティブによるチェックや、プロの翻訳者に監修してもらうことで、誤解のないスムーズなコミュニケーションを図れます。

2. SNS戦略:どのプラットフォームをどう使うか

2-1.Instagram/Facebook:ビジュアル重視のブランディング

写真映えする内装や近隣観光スポットをPRするなら、Instagramが欠かせません。特に、英語圏や欧米、アジア圏でも若年層から中年層まで幅広く利用されているため、物件の魅力(インテリア、ロケーション、ホストのホスピタリティ)を写真やリール動画で発信しやすいです。

Facebookはユーザー年齢層がやや高めですが、コミュニティグループを活用してターゲット市場にアプローチする手段があります。観光や旅行関連のグループに参加し、物件情報やプロモーションを投稿することで、興味を持つ人を呼び込める可能性があります。

2-2.Twitter/X:リアルタイムと拡散力

世界的にユーザー数の多いTwitter(現在は一部名称としてXが使用される動向あり)では、拡散性が高いのが特徴です。ハッシュタグを活用すれば、興味を持つユーザーに検索されやすく、リツイートの連鎖で一気に認知度を上げることも期待できます。

英語圏に向けて短文で物件の特徴や写真を投稿し、宿泊プランのキャンペーンなどをリアルタイムで告知すると効果的。加えて、ターゲットとなる国の旅行関連アカウントやインフルエンサーにフォロー・リプライするなど、積極的にコミュニケーションを行うことで、露出を広げられます。

2-3.TikTok/Douyin(中国)

ショート動画アプリで世界的に人気を博しているTikTokは、ビジュアルインパクトとストーリーテリングの短い動画が強力な武器となります。物件の内装紹介や滞在中の楽しみ方などを数十秒の動画にまとめれば、面白いコンテンツとして拡散されやすいです。

中国国内向けにはDouyinが相当するため、同じ動画をDouyin向けに投稿する形で、中国人観光客へのアプローチを狙うのも有効です。特に映える景観やユニークな体験がある物件なら、TikTokやDouyinの特性を活かして一気に注目を集めるチャンスがあります。

2-4.Weibo、WeChat、RED(小紅書): 中国本土向け

中国はSNSや検索エンジンが独自の発展を遂げており、Weibo(微博)やWeChat(微信)、さらには**RED(小紅書)**が主要プラットフォームとなっています。WeiboはTwitterに似た拡散力、WeChatはメッセージアプリ+多機能プラットフォーム、REDは女性ユーザー中心にコスメや旅行情報が活発に共有される特性があり、それぞれ狙う客層や発信スタイルが異なります。

中国からの訪日旅行客をターゲットにするなら、これらプラットフォームの運営を外注するか、中国語が得意なスタッフを雇って自前で運営するなど、現地の文化や規則に合わせた発信が必要です。

2-5.YouTube:長尺のルームツアーや観光ガイド

英語の字幕や多言語字幕を付けたYouTubeチャンネルで、部屋の360度ルームツアー動画を作り、物件や周辺施設の紹介を行う戦略もあります。YouTubeは検索エンジンとしても強力で、例えば「Kyoto Airbnb」「Tokyo pet-friendly lodging」などの検索ワードにマッチすれば、旅動画やVlogを通じて興味をもってもらいやすいです。

さらに、YouTubeは動画が長尺になっても構わないため、ホストのこだわりや地元の見どころなどをじっくり紹介し、信頼感と親近感を高めるアプローチが可能です。

3. 広告戦略:海外向け広告をどう出稿するか

3-1.Google Adsの地域/言語設定

海外向けに広告を打つなら、やはりGoogle Adsが基本の一つです。地理的ターゲティングを設定し、配信先をアジア圏や欧米といった地域に絞ることができます。日本国内向けキャンペーンとは別に、英語や中国語での広告文を用意し、検索キーワードやディスプレイ広告を活用すれば、効果的に海外の旅行者にリーチできるでしょう。

注意点としては、キャンペーンの言語や地域設定を細かくチューニングし、広範囲すぎるターゲットではなく、例えば「日本旅行+(国名)」のような旅行目的がはっきりしている層にアプローチできるよう最適化していくことです。

3-2.Facebook Ads / Instagram Adsでの多言語展開

前述のSNS戦略と関連して、Facebook AdsやInstagram Adsを活用すれば、ユーザーの所在地や興味関心、言語設定などを細かく絞って広告出稿が可能です。たとえば英語圏在住で「Japan Travel」に興味があるユーザーに対して、民泊物件の写真付き広告を表示するという形です。

さらに、複数の広告クリエイティブ(画像や動画、説明文)をテストして、どのパターンが最もクリック率やコンバージョンが高いかをABテストすることで、広告費を無駄なく使えるというメリットがあります。

3-3.海外OTA内広告も視野に

OTA頼みから脱却するといっても、完全に掲載をやめるわけではないなら、Booking.comやExpediaなど海外勢のOTA内での広告出稿も一つの手段です。プラットフォーム内の上位に物件を表示させる「ブースト機能」などを使えば、現地語検索で上位表示を狙えるかもしれません。

ただし、OTA内広告は手数料にさらに追加費用を払う形になるため、費用対効果を見極めつつ実施する必要があります。長期的には自社チャンネルやSNSからの直接予約がベストですが、移行期としてOTA広告を利用するのは悪い判断ではありません。

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4. 実際の運用上の注意点

4-1.言語サポートとゲスト対応

SNSや広告で海外からのゲストを引き寄せるなら、問い合わせや予約時のコミュニケーションが円滑にできる仕組みが欠かせません。英語が苦手なホストであれば、翻訳ツールや多言語対応スタッフ、外部のコールセンターサービスなどを検討しましょう。

メッセージの返答が遅すぎたり、文章が誤解を招くような翻訳だと、せっかくの興味を失うだけでなく、トラブルの原因となります。速やかな返信と丁寧なコミュニケーションが、海外ゲストの満足度を高め、口コミに繋がりやすくなります。

4-2.文化や宗教への配慮

海外からの旅行者は、食事や風習、宗教的制約など多様なバックグラウンドを持っています。イスラム教徒にはハラール対応の周辺レストランを案内するとか、ベジタリアン向けに近くのスーパーや食材情報を提供するなど、文化的・宗教的ニーズへの配慮があると「ここは海外ゲストに優しい」という評判が立ちやすいです。

SNS投稿や広告でも、これらの配慮を具体的に示せば、特定層にとっての魅力が増し、差別化に有効となるでしょう。

4-3.時差と翻訳ツールの活用

海外ゲストとのコミュニケーションは時差が発生するので、24時間以内の返信を心がけるにしても難しさが増します。自動返信機能やテンプレートを整備し、返信が遅れる場合は「申し訳ありません、時差の関係で少し遅れます」などと伝えて誠実さを示すと良いです。

また、翻訳ツール(Google翻訳、DeepLなど)を活用して下書きを作り、最終的にネイティブスピーカーかバイリンガルスタッフがチェックする運用にすれば、誤訳によるトラブルを最小化できます。

5. まとめ:OTA頼みを脱却するためにSNSと広告をフル活用

「海外の方々に民泊物件をPRするSNS戦略と広告戦略」を実践すれば、OTAに完全依存しない集客チャネルを築き、ブランド力を高めることが可能です。特に、世界的に使われているSNS(Instagram、TikTok、YouTubeなど)や地域限定のSNS(Weibo、WeChat、RED)を使いこなし、ターゲット国に合わせた言語や文化的ニーズを捉えることで、ダイレクトな予約誘導が期待できます。

あわせて、英語や中国語などの多言語対応を整え、自社サイトやSNS経由での問い合わせ→予約という流れを確立すれば、OTA手数料やアルゴリズム変更の影響を最小限に抑えられます。ただし、海外向け発信には追加のコストと手間(翻訳、時差対応、文化的配慮など)が不可欠です。そこをクリアし、SNSや広告を上手に使ってファンやフォロワーを獲得していけば、長期的に安定した稼働率と利益を維持できる可能性が高いです。

日々の運営でトラブルがあったとしても、SNSやレビューサイトで誠実に対応し、改善の姿勢を見せることで、海外ゲストからの信頼を得やすくなります。OTA一本足打法のリスクを考えるなら、今こそこのSNS戦略と広告戦略を積極的に検討し、海外からの予約を自分の手で握る体制を築きましょう。

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民泊物件を海外向けにアピールしたいけれど、SNS運用や広告出稿、言語対応など何から始めれば良いのかわからない――そんな方は、ぜひStay Buddy株式会社へお問い合わせください。

多くの民泊物件を海外需要へ繋げてきた実績をもとに、各国SNSや広告プラットフォームの選び方、キャンペーン企画、翻訳・コミュニケーションサポートなどを幅広くサポートしています。OTA頼みから脱却し、海外のゲストを直接呼び込む仕組みを作ることで、より高い収益と安定性を目指していきましょう。

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