Airbnbは民泊集客の生命線

Airbnbでホストとして活動していると、検索順位の重要性を日々感じると思います。検索上位にリスティングが表示されることで、ゲストに見てもらえる確率が飛躍的に高まります。特に、検索結果の1ページ目に表示される物件は注目度が高く、予約数や単価に直結します。

上位表示されたリスティングは、競争の中でも「選ばれ続ける物件」になります。一方、検索順位が低いとなかなか予約は集まりません。このなると価格を下げざるを得なくなり、収益低下に追い込まれます。検索順位はリスティングの収益を左右する重要な要素なのです。

他の予約サイトとAirbnbの併用はアリなのか？

Airbnbは、自社プラットフォームを最優先にしてほしいと思っています。ホスト手数料は通常3％ですが、他のオンライン旅行代理店（OTA）と連携する場合、手数料が15％に引き上げられることからも明らかです。まあ、そもそも、プラットフォームビジネスはそういうのですが。

一方、ホストは他のOTAを活用したいと思うのが一般的です。特にBooking.comは、全世界での利用者数がAirbnbの数倍だと言われており、幅広い国でマーケティングに成功しているため、利用者の国籍もさまざま。ホストがAirbnbと併用したいと思うのは自然な流れなわけです。

ただし、AirbnbとBooking.comの併用には注意も必要です。例えば、ダブルブッキング。カレンダーの管理が甘いと予約が重なってしまう可能性があります。また、予約経路が分散するたまえ、それぞれのOTAの検索順位に悪影響が出る可能性もあるともいわれています。

予約サイトの連携で検索順位は下がるのか？

Airbnbを軸にリスティングを運営しているホストにとって、検索順位の低下は死活問題です。

実際には、予約サイトの連携をするだけで検索順位が下がることはないと言われています。しかし、複数の予約サイトを使用することで予約が分散し、結果として検索順位はあると言われています。

つまり、連携すること自体に問題はありませんが、連携によって生まれるさまざまな影響により、間接的に、検索順位が下がる可能性があるということです。

Airbnbで予約を増やす5つの方法

ここからは、AirbnbとBooking.com、それぞれの予約サイトで予約を増やす方法を紹介します。２つを併用し、成果を最大化するために知っておきましょう。まずはAirbnbから。

1. 魅力的なリスティング作成

高画質で撮影された部屋や周辺の写真をたくさん掲載し、滞在中の生活を想像できるようにしましょう。また、タイトルや説明文には物件の特長を具体的に記載しましょう。例えば、「新宿駅から徒歩5分」「無料Wi-Fi完備」などの具体的な情報を盛り込むと効果的です。

2. 柔軟な料金設定

繁忙期には価格を引き上げ、閑散期には割引するなど、価格を柔軟に調整しましょう。また、長期滞在者向けに週割引や月割引を設けると収益の安定化につながります。新規リスティングの場合はプロモーション価格を設定し、初期の予約数を増やす戦略も有効です。定期的に価格を見直し、適正な価格を提案していきましょう。

3. 迅速なコミュニケーション

ゲストからの問い合わせに迅速に回答することは、信頼感を高め、予約につながります。返信率や返信速度はAirbnbのアルゴリズムに直接影響を与えます。そのため自動返信メッセージを設定するなどの対策をとりましょう。外国人のゲストには、英語でスムーズに対応することで安心感を与えるのも効果的です。

4. 部屋の様子がわかる綺麗な写真を多く掲載する

ゲストが物件を選ぶ際に最も重視するのが写真です。部屋全体の様子がわかる広角写真や、清潔さが伝わるショットを掲載しましょう。リビング、ベッドルーム、キッチン、バスルームなどエリアごとの写真を網羅することも大切。また、周辺環境やアメニティ、近くの観光スポットも写真に収めてアピールしましょう。

5. いいレビューの獲得

レビューの質と量は検索順位や予約数に直結します。滞在後にレビューを求めるメッセージを送るのも有効です。さらに、ゲストが特に感動したポイントをレビューで強調してもらえると、他のゲストにもアピールできるのでおすすめです。

Booking.comで予約を増やす5つの方法

1. 十分な在庫の提供

予約可能な部屋の在庫を十分に確保しておくことで、より多くの検索結果に表示されます。Booking.comでは、特に直前予約の需要が高いため、空室をしっかり管理し、直前予約に対応できる体制を整えましょう。また、複数の客室タイプを登録することで幅広いニーズに応えることもできます。

2. 多様な料金プランの設定

ゲストの選択肢を広げるため、複数の料金プランを設定しましょう。例えば、早期予約で割引が受けられる「早割」や、返金不可のリーズナブルなプラン、朝食付きプランなど、多様な料金体系を用意します。長期滞在向けの割引や、家族向けの特別料金プランも検討すると良いでしょう。自分のニーズに合ったプランを選びやすくなることで予約率の向上が期待できます。

3. 施設ページの充実

施設ページはゲストが最初に目にする場所です。施設の概要、部屋の詳細、アメニティ、周辺施設情報をわかりやすく記載しましょう。また、魅力的な写真を掲載することで、ゲストの関心を引きつけましょゆ。部屋の特徴や、近隣観光地の情報を具体的に記載するのも、選ばれる可能性をぐっと引き上げられます。

4. プロモーションツールの活用

Booking.comが提供するプロモーションツールを活用することで露出を増やすことができます。「ゲストの注目を集める」キャンペーンや、「リピーター向けの特別割引」など、ターゲットを絞ったプロモーションを実施しましょう。これにより、新規ゲストだけでなく、既存のゲストからのリピート予約も期待できます。

5. クチコミ評価の向上

クチコミ評価は、ゲストが宿泊施設を選ぶ際の重要な指標です。宿泊中のゲストに対して丁寧な対応を心がけ、チェックアウト時には直接フィードバックを求めることが効果的です。また、クチコミに対して感謝のコメントを返信することで、施設の印象を良くし、次のゲストにも安心感を与えられるのでおすすめです。

AirbnbとBooking.comの併用で民泊の収益を最大化しましょう

AirbnbとBooking.comなどのOTAを併用することで、物件の露出を増やし、幅広いゲスト層にアプローチし、収益を最大化していきましょう。ただし、カレンダーの連携など運営体制の管理に気を使わなければ、ダブルブッキングや収益の低下といったリスクも待ち構えています。

それぞれのプラットフォームの特性を理解し、自分の物件に最適な集客戦略を立て、実行していきましょう。もし、民泊運営や複数OTAの連携についてお悩みがあれば、Stay Buddyまでお気軽にご相談ください。最適な解決策とサポートをご提供いたします。最後までご覧いただき、ありがとうございました。